この記事は、超軽量なチタン製の焚き火台を紹介する記事となっております。
この記事は、こんな方におすすめ
- 徒歩や自転車でキャンプをされる方
- とにかく軽い焚き火台をお探しの方
- 軽量・UL(ウルトラライト)なギアが好きな方
- 三度の飯より「チタン」が好きな方
軽さと堅牢さを兼ね備えたチタンは、キャンプギアにおいても最強の素材です。
この記事では、そんなチタン製の焚き火台を5つ紹介しています。
また、チタン製のおすすめ関連アイテムも紹介しています。
焚き火台選びと合わせて、参考にしていただければ嬉しいです。
気になるアイテムだけをパッと確認したい方は、下の目次から飛んでいただけます。
チタン製の焚き火台のメリット・デメリット
チタン製の焚き火台のメリット
チタン製の焚き火台のメリットは、次のとおりです。
チタン製の焚き火台のメリット
- ステンレス製に比べて軽い
- 錆びに強い
- 使用する度に味がでる
ステンレス製に比べて軽い
チタン製の焚き火台は、ステンレス製と比較すると圧倒的に軽いのが特徴です。
例えば、ステンレス製の軽量な焚き火台として有名なのがピコグリル398です。
ピコグリル398とよく似たチタン製の焚き火台を比較すると、以下の通りです。
【Picogrill】ピコグリル398
(重量:約440g)
【Thous Winds】チタン焚き火台
(重量:約242g)
錆びに強い
チタンは、瞬時に酸化被膜を形成することから、ほとんど錆びることはありません。
そのためアウトドアの使用にも最適。
また、錆びにくい性質から、使用後は水で丸洗いできるので、メンテナンスが簡単です。
使用する度に味がでる
チタンは、熱を加えると青く変色します。
「チタンブルー」と呼ばれるその色付きは、二つとして同じものが無く、使用する度に味出て愛着も沸きますよ。
下の写真は、実際に筆者が使用しているチタン製の焚き火台です。
チタン製の焚き火台のデメリット
チタン製の焚き火台のデメリットは、次のとおりです。
チタン製の焚き火台のデメリット
- 価格が高い
- 選択肢が少ない
価格が高い
チタンは、製造が難しい金属です。
製造工程におけるコストがかかり、チタン製品は高価となります。
選択肢が少ない
チタンの焚き火台は、ステンレス製のものと比べて選択肢が少ないのがマイナスポイント。
製造が難しいことからも、次々と新商品が作られないのが原因かもしれません。
【超軽量】チタン製の焚き火台おすすめ5選
【Belmont(ベルモント)】TABI [423g]
【Belmont(ベルモント)】TABIの基本スペック
【Belmont(ベルモント)】TABIの基本スペックは、以下の通りです。
メーカー | Belmont(ベルモント) |
商品名 | TABI BM-263 |
素材 | チタン、ステンレス |
組立時のサイズ | 23.7×36.0×17.0cm |
収納サイズ | 17.8×36.0×1.5cm |
重量 | 423g |
【Belmont(ベルモント)】TABIは、素材にチタンとステンレスが使用されています。
- チタンのパーツ:火床、サイドパネル
- ステンレスのパーツ:本体の脚、付属の網
【Belmont(ベルモント)】TABIの組み立て方法
【Belmont(ベルモント)】TABIの組み立て方法は、Youtubeの公式チャンネルで動画で確認できますよ。
【Belmont(ベルモント)】TABIの弱点
【Belmont(ベルモント)】TABIの弱点は、次の通りです。
【Belmont(ベルモント)】TABIの弱点
- 組み立てが少し面倒
- 火床から網までの距離が短い
- 収納袋が頼りない
【Belmont(ベルモント)】TABIは、パーツ点数が多いので組み立てが少し面倒です。
火床から網までの高さが低いので、焚き火の炎で調理するには火力が強すぎるかもしれません。
また、収納袋がペラペラで少し頼りないのが残念なポイントです。
別売でベルモント純正の収納袋が販売されているので、焚き火台の購入時には、合わせて検討されることをおすすめします。
【Belmont(ベルモント)】TABIのおすすめポイント
【Belmont(ベルモント)】TABIのおすすめポイントは、次の通りです。
【Belmont(ベルモント)】TABIのおすすめポイント
- 日本製で丁寧な仕上げ
- 3つの脚パーツで安定感ばっちり
- 熾火・炭火での調理に最適
- 収納が縦長形状でコンパクト
【Belmont(ベルモント)】TABIは、金属加工で名高い新潟県の三条市で製造されています。
バリもなく丁寧な仕上げは、安心のMADE IN JAPANのクオリティー。
また、本体は3つの脚パーツで支えられており安定感は抜群です。
デメリットの火床から網までの高さについては、熾火や炭火での調理にはちょうど良い高さ。
炭火でじっくりとお肉を焼くのにピッタリの焚き火台です。
収納サイズは縦長形状なので、バックパックの隙間や自転車のサドルバッグにも入りますよ。
【Belmont(ベルモント)】TABIは、こんな方におすすめ
【Belmont(ベルモント)】TABIは、次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- やっぱり日本製が良いよね!という方
- キャンプ飯は、焼肉や焼き鳥が多いよ!っていう方
- 自転車のサドルバッグに入る焚き火台をお探しの方
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ) [185g]
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の基本スペック
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の基本スペックは、以下の通りです。
メーカー | N-project |
商品名 | Naturestove(ネイチャーストーブ) N-716 |
素材 | チタン、ステンレス |
組立時のサイズ | 23×17×16cm |
収納サイズ | 26×19cm(収納袋) |
重量 | 185g |
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)は、素材にチタンとステンレスが使われています。
- チタンのパーツ:本体の脚、火力調整プレート、五徳
- ステンレスのパーツ:メッシュの火床
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の組み立て方法
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の組み立て方法は、Youtubeの公式チャンネルで確認できますよ。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の弱点
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の弱点は、次の通りです。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)の弱点
- パーツ点数が多いので、組み立てが少し面倒
- 芝生のサイトと相性が悪い
- 強い風に注意が必要
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)は、パーツ点数が多いので組み立てが少し面倒です。
とはいえ、パーツをはめ込むだけなので、慣れたら1~2分で組み立てられます。
火床がメッシュなので燃焼効率は良いのですが、地面へのダメージを考えると使用できるフィールドは限られそうです。
焚き火台と一緒に、焚き火シートを持って行くことをおすすめします。
火床がメッシュであることに加えて、火床の中央に窪みがありません。
風が吹くと灰や火の粉が舞いやすいので、十分に注意が必要です。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)のおすすめポイント
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)のおすすめポイントは、次の通りです。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)のおすすめポイント
- 火床がメッシュなので、燃焼効率が良い
- 火力調整プレートで高さ調整ができる
- 長い薪も切らずに使える
火床がメッシュなので注意点がある一方で、燃焼効率が良いメリットもあります。
薪が最後まで燃えてくれるので、灰だけが残り後片付けが楽になりますよ。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)には、火力調整プレートと呼ばれるパーツがあります。
実際には、火力を調整というよりも「炎との距離を調整できる」というものです。
また、火床の両サイドに壁となるものがないので、長い薪も切らずに入れられますよ。
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)は、こんな方におすすめ
【N-project】Naturestove(ネイチャーストーブ)は、次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- ワイルドな野営スタイルが好きな方
- 長い薪を切るのが面倒な方
- バックパックキャンプをされる方
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002 [242g]
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の基本スペック
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の基本スペックは、以下の通りです。
メーカー | Thous Winds |
商品名 | チタン焚き火台W1002 |
素材 | チタン |
組立時のサイズ | 25.2×39.5×23.5cm |
収納サイズ | 24×32.4cm(収納袋) |
重量 | 242g |
組み立てた形状は、ピコグリル398にそっくりです。
ただ、組み立て方法はピコグリル398よりも複雑です。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の組み立て方法
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の組み立て方法は、以下の通りです。
公式の組み立て方法は、上の図の通りです。
実際には、火床を裏返しにした方が組み立てが容易です。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の弱点
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の弱点は、以下の通りです。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002の弱点
- 組み立てがかなり面倒
- 焚き火台のフレームが、上と下のパーツで分かれている
ピコグリル398とよく似ていますが、組み立ての工程はピコグリル398のように簡単ではありません。
焚き火台のフレームが、上側のパーツと下側のパーツに分かれています。
組み立て時には不安定な状態で、下側の細い筒状のスリーブ4か所に、上側のパーツを差し込んでいく作業になります。
上下のパーツの結合部分が、ちょうど火床との連結部分にあたります。
焚き火の使用中に外れると、火床が落ちてかなり危険なので注意が必要です。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002のおすすめポイント
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002のおすすめポイントは、次の通りです。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002のおすすめポイント
- 付属のスピット2本もチタン製
- 火床が大きくて使いやすい
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002は、本体だけでなく付属のスピットもチタン製です。
また、人気のピコグリル398とほぼ同じサイズなので、火床も大きく使いやすい焚き火台ですよ。
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002は、こんな方におすすめ
【Thous Winds】チタン焚き火台W1002は、次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- ピコグリル398のような、チタン製の焚き火台を探していた方
- 軽量なでも、火床の大きな焚き火台をお探しの方
- バックパックキャンプをされる方
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1(127g)
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1の基本スペック
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1の基本スペックは、以下の通りです。
メーカー | SOLA TITANIUM GEAR(ソラチタニウムギア) |
商品名 | Super Naturestove(スーパーネイチャーストーブ) #1 |
素材 | チタン |
組立時のサイズ | 22.0×13.0cm(火床) |
収納サイズ | 25.0×23.0×0.4cm |
重量 | 本体127g(収納袋含みで170g) |
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1の組み立て方法
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1の組み立て方法は、以下のYoutube動画(1:07~)で確認できます。
SOLA TITANIUM GEARを立ち上げた、代表のフウソラさんがSuper Naturestove #1の魅力を語っていますよ。
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1弱点
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1弱点は、次の通りです。
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1弱点
- 火床が地面と近い
- 入手困難
メッシュの火床が地面と近いので、使用するフィールドは限られてきます。
また、入手が困難というのも残念なポイントです。
価格(記事執筆時)は15,466円、チタン製の焚き火台であることを考えれば、相応の価格です。
そのことから、人気のために品薄なのは仕方がないのかな?と思います。
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1のおすすめポイント
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1のおすすめポイントは、次の通りです。
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1のおすすめポイント
- 組み立てが簡単で早い
- 少ない薪でも十分に使える
- 超軽量でコンパクト
3つのパーツを組み合わせて、メッシュの網を取り付けるだけなので組み立てはとても簡単です。
コンパクトでありながら、ソロにはちょうど良いサイズ。
少ない薪で楽しめるのが嬉しいアイテム。
本体の重量は127g。
付属の収納袋とカーボンフェルトを含めても、170gとかなり軽量です。
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1は、こんな方におすすめ
【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1は、次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 設営や撤収を素早く行いたい方
- 無駄のない必要十分な機能を求める方
- バックパックキャンプをされる方
【SOLA TITANIUM GEAR(ソラチタニウムギア)】Super Naturestove #1は、moonlight gearさんホームページで購入できますよ。
→【SOLA TITANIUM GEAR】Super Naturestove #1をmoonlight gearで確認する
【Lixada】チタンウッドストーブ [290g]
【Lixada】チタンウッドストーブの基本スペック
【Lixada】チタンウッドストーブの基本スペックは、以下の通りです。
メーカー | Lixada |
商品名 | チタンウッドストーブ |
素材 | チタン |
組立時のサイズ | 16.5×16.5×19.5cm |
収納サイズ | 17.3×20.0cm(収納袋) |
重量 | 290g |
【Lixada】チタンウッドストーブの組み立て方法
【Lixada】チタンウッドストーブの組み立て方法は、動画がAmazonの商品ページにありますので、そちらで確認できますよ。
→Amazon の商品ページで、組み立て方法の動画を確認する
【Lixada】チタンウッドストーブの弱点
【Lixada】チタンウッドストーブの弱点は、次の通りです。
【Lixada】チタンウッドストーブの弱点
- 焚き火台の本体が小さい
- 火床が地面に近い
焚き火台の本体が小さいので、一度に入る薪の量は少ないです。
そのため燃焼時間が短いので、こまめに燃料を投入する必要があります。
火床が地面に近いので、使用できるフィールドは限られています。
【Lixada】チタンウッドストーブのおすすめポイント
【Lixada】チタンウッドストーブのおすすめポイントは、次の通りです。
【Lixada】チタンウッドストーブのおすすめポイント
- 組み立てが簡単
- 収納がとてもコンパクト
パネルをはめ込むだけなので、組み立てはとても簡単。
また収納がとてもコンパクトなので、バックパックや自転車のサドルバッグにも収納できます。
暑い時期など、「焚き火をするかしないかは、気分次第」といった場合でも、荷物の隙間に気軽に入れておけるのでおすすめです。
【Lixada】チタンウッドストーブは、こんな方におすすめ
【Lixada】チタンウッドストーブは、次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 気軽にちょっとだけ、焚き火を楽しみたい方
- 細かくした小枝や薪を少しずつ入れながら楽しみたい方
チタン焚き火台の関連アイテムおすすめ6選
【超軽量】薪ばさみのおすすめ(チタンvsアルミ)
焚き火を楽しむうえで必要なのが、薪ばさみです。
軽量な焚き火台によく似合う、薪ばさみを2つ紹介します。
【Thous Winds】チタン製薪ばさみは、アーム部分がチタン製の珍しい薪ばさみです。
無骨でカッコいい薪ばさみは、重量面が気になるところですが、43cmの本体重量は256.5gと軽量です。
【ベルモント(Belmont)】UL hibasamiは、アーム部分がアルミ製で、バネはステンレス製です。
長さ33cmの本体重量は90gで、薪ばさみのずば抜けて軽量なアイテムです。
【超軽量】トングのおすすめ(チタンvsアルミ)
焚き火を使ってお肉を焼くときに欠かせないのがトングです。
軽量でコンパクトなトングを2つ紹介します。
【TITAN MANIA(チタンマニア)】のチタン製トング(小)は、長さ16.5cmで本体重量20g。
ソロキャンプにはちょうど良い長さで、使いやすいトングです。
【エバニュー(EVERNEW)】NICKTSUCAMは、長さが12.3cmで本体重量が9g。
かなり小さいトングになりますが、絶妙に考えられたサイズ感で扱いやすいトングですよ。
【チタン製】焼き網のおすすめ
最後に、チタンの焚き火台によく似合うチタンの焼き網を2つ紹介します。
チタン製の焼き網といっても、実はそこまで軽量ではありません。
ただ、非常に丈夫で錆びることもなく、汚れてもガシガシ洗えるので長く使えますよ。
筆者も購入してから4年ほど、毎回持って行って使用していますが、まだまだ現役で使えます。
どちらの網も、長辺が25cm以上あるので、ピコグリル398タイプの焚き火台でも使用できますよ。
この記事のまとめ
今回の記事のまとめです。
チタン製の焚き火台の良いところ
- 軽量でコンパクトに収納できるものが多い
- 錆びに強いので、使用後は丸洗いできてお手入れ簡単
- 使い込むほど味が出て、愛着が沸く
チタン製の焚き火台の良いところ
- 他の素材と比べて高価なものが多い
- 流通しているアイテム数が少ない
チタン製の焚き火台は、魅力たっぷりの焚き火台です。
ただ、高価なものが多く、焚き火台のアイテム数は豊富ではありません。
それぞれのデメリットを確認して選ぶことをおすすめします。
この記事が、チタン製の焚き火台選びの参考になれば嬉しいです。