この記事は、これからソロキャンプを始めたい方に向けた「ソロキャンプの始め方完全ガイド」です。
次のような方におすすめの記事となっております。
こんなお悩みありませんか?
- ソロキャンプ始めたいけど、キャンプ未経験でも大丈夫?
- 何から始めたらいいのか分からない…
- ソロキャンプに必要な道具って何?
- キャンプ道具一式を揃えるといくらかかるの?
私はキャンプ未経験からソロキャンプを始めました。
「何をどう始めたらいいの?」「何を持って行けばいいの?」と全てが手探り。
「ソロキャンプを始めたい!」と思ってから、ソロキャンプデビューをするまでに、約半年もかかってしまいました。
そんな私も、今では年間に30泊ほどソロキャンプを楽しんでいます。
まだまだベテランキャンパーさんには敵いませんが、今なら始める前の私自身にアドバイスできることもあります。
そこで過去の私と同じように、これからソロキャンプデビューを目指す方が、もっと気軽に始められるように「ソロキャンプの始め方完全ガイド」を作りました。
キャンプ未経験の方にも分かりやすく、ソロキャンプデビューまで流れから知っておきたいポイントまで、詳しく解説しています。
ぜひ最後までご覧いただき、ソロキャンプデビューの参考になれば嬉しいです
ソロキャンプの始め方5ステップ
ソロキャンプの始め方を、次の5ステップで解説していきます。
ソロキャンプの始め方5ステップ
- キャンプでやりたいことを見つける
- キャンプのマナーと安全について知る
- 自分に必要な道具を知る
- キャンプ道具を揃える
- キャンプ場を探す
キャンプでやりたいことを見つける
最初に、キャンプでやりたいことを見つけましょう。
キャンプでやってみたいことの例
- テントで寝泊まりしたい
- 一人BBQを楽しみたい
- コーヒーを片手に読書したい
- 焚き火を眺めながら一杯やりたい
ソロキャンプの最大の魅力は「自由」です。
ご自身が「やってみたいな!」と思うことを、自由に見つけて下さい。
キャンプのマナーと安全について知る
キャンプを始めるうえで、キャンプのマナーと安全について知ることも大切です
キャンプのマナーと安全について知るメリット
- ソロキャンプに対する不安が軽減される
- トラブルや事故を未然に防げる
- 結果的にキャンプを楽しむことにつながる
ソロキャンプの最大の魅力は「自由」だと前述しましたが、「周囲に迷惑をかけず、安全に」という前提条件が付きます。
初めのうちは「初心者だけど大丈夫かな?」と不安も多いかと思います。
「知らなかった」ことが原因で、トラブルや事故を起こしては、せっかくの楽しいキャンプも台無しです。
そうならないためにも、「キャンプのマナーと安全について」予習しておきましょう。
キャンプのマナーについては、別記事で詳しく紹介しています。
キャンプを始めるうえで、最低限知っておきたいマナーをまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
自分に必要な道具を知る
ここまでの2ステップが完了すると、自分に必要な道具を知ることができます
キャンプに必要な道具は、大きく分けて2種類あります。
- キャンプを楽しむために必要なもの
- マナーや安全のために必要なもの
キャンプを楽しむために必要なものは、ご自身のやってみたいことに必要なキャンプ道具になります。
例)テントで寝泊まりしたい
- テント
- グランドシート
- ペグ
- ペグハンマー
- 寝袋(シュラフ)
- スリーピングマット
- まくら
- ランタン
例)一人BBQを楽しみたい
- 焚き火台
- 着火剤
- 革手袋
- 薪ばさみ
- 火吹き棒
- 焼き網
- トング
- 小皿・お箸
マナーや安全のために必要なものは、次のような道具になります。
例)マナーを守るために必要
- ゴミ袋
- 火消し壺(火消し袋)
例)安全ために必要
- エマージェンシーキット
- ファーストエイドキット
- 丈夫なペグ
- 焚き火シート
- 焚き火リフレクター
ソロキャンプに必要な道具は、人によって違います。
キャンプを楽しむために必要な道具は、やりたいことが見つかれば自動的に決まります。
あとは、マナーや安全を守るために必要な道具をプラスすることで、ご自身に必要なキャンプ道具を知ることができますよ。
「ファーストエイドキット」と「エマージェンシーキット」について別記事で紹介していますので、そちらも参考にしていただけると嬉しいです。
キャンプ道具を揃える
ご自身に必要なキャンプ道具を知ることができたら、キャンプ道具を揃えましょう。
キャンプ道具は、次の場所で購入できます。
キャンプ道具を購入できる場所
- キャンプ・登山用品店
- スポーツ用品店のアウトドアコーナー
- ホームセンターのアウトドアコーナー
- ワークマン
- ECサイト
- 100円ショップ
どこで購入するかは、ご自由に決めてもらっていいと思います。
ただ、できれば一度はキャンプ用品店に足を運んで、キャンプ道具を実際に見ることをおすすめします。
実店舗に足を運ぶメリット
- 取扱商品が豊富
- 商品のサイズ感を見て確認できる
- 分からないことを店員さんに相談できる
- 怪しい商品が無い
キャンプ場を探す
キャンプ道具を揃えながら、同時進行でキャンプ場を探しましょう。
「こんなキャンプ場が、ソロキャンプ初心者におすすめ!」というのを、次にまとめてみました。
ソロキャンプ初心者におすすめのキャンプ場
- 林間サイト、高原サイト、河原サイト
- 予約制のソロキャンプ専用サイトがある
- ソロキャンプ向けの料金プランがある
- ゴミや炭・灰の回収場所がある
- 焚き火ができる
- キャンプ場の近くで食料の調達ができる
ソロキャンプ初心者には、予約制のソロキャンプ専用サイトあるキャンプ場がおすすめですよ。
予約が必要なソロキャンプ専用サイトのメリット
- 予約制なので、場所取りをしなくていい
- きれいに整地されていることが多い
- 周囲の目を気にせず集中できる
キャンプ場探しについては、別記事で詳しく紹介しています。
そちらも合わせて、参考にしていただけると嬉しいです。
キャンプ道具選び5つのポイント
初心者のためのキャンプ道具選び5つのポイントはこちら
キャンプ道具選び5つのポイント
- 移動手段に合った、キャンプ道具の重量と容量の目安を知る
- 自分に必要なキャンプ道具をリスト化する
- ソロキャンプの初期費用(予算)を決める
- 最初の道具選びは、コスパを重視する
- とにかく失敗を恐れず始めてみる
移動手段に合った、キャンプ道具の重量と容量の目安を知る
まずは、キャンプ場までの移動手段に合った、重量と容量の目安を知ることが大切です。
移動手段 | 重量の目安 | 容量の目安 |
自動車 | −−− | −−− |
バイク | 〜20kg | 〜60L |
自転車 | 〜15kg | 30〜50L |
徒歩 | 〜15kg | 35〜55L |
上の表は、あくまで目安です。
ただ、最低限必要なソロキャンプの道具一式を揃えるなら、十分に参考にしていただける目安となっています。
自動車で移動される場合は重量や容量を気にしなくても、ソロキャンプの荷物なら積載に問題は無いはずです。
自動車以外の移動手段におけるパッキングによる重量と容量の例をまとめてみました。
バイクの移動(キャンプツーリング)の例
- ①大容量シートバッグ+外付け
- 大容量シートバッグ50〜60Lを使用し、収まりきらないマットやテントを外付けする。
重量:約15〜20kg
容量:約60L
- ②シートバッグ+バックパック
- シートバッグ20〜30Lを使用し、35〜40Lのバックパックを使用。
重量:約15〜20kg
容量:約60L
- ③バックパック+外付け
- 45L〜55Lのバックパックを使用し、テントやマットを外付け
重量:約10〜15kg
容量:約55L
自転車(バイクパッキング)の例
- ①パニアバッグ+外付け
- パニアバッグ40L(20Lを2個)使用し、マットやテントを外付けする。
重量:約10〜15kg
容量:約40〜50L
- ②パニアバッグを使用しない+バックパック
- サドルバッグ10L、フレームバッグ3L、フロントフォーク8〜10L、ハンドルバッグ4L、バックパック30L
重量:約10〜15kg
容量:約55L
- ③パニアを使用しないパッキング
- サドルバッグ10L、フレームバッグ3L、フロントフォーク8〜10L、ハンドルバッグ4L
重量:約8〜10kg
容量:約30L
徒歩(バックパックキャンプ)の例
- ①バックパック+外付け
- バックパック40〜45Lを使用し、マットやテントを外付けする。
重量:約10〜15kg
容量:約45L
- ②バックパックに全て収納
- バックパック35Lを使用するし、外付けなし。
重量:約8〜10kg
容量:約35L
自分に必要なキャンプ道具をリスト化する
自分に必要なキャンプ道具をリスト化すると次のようなメリットがあります。
必要なキャンプ道具をリスト化するメリット
- キャンプ道具の買物リストとして使える
- キャンプの持ち物リストとしても使える
リストをもとに、重量や金額をメモすることで、道具一式の総重量や費用を見積もりできますよ。
ソロキャンプの予算を決める
ソロキャンプの道具を一式揃えるとなると、それなりの金額になります。
無理のない範囲で、前もって予算を決めておきましょう。
ソロキャンプの道具一式は、予算4万円あれば揃えられます。
詳しくは、別記事で解説していますので、そちらを参考にして下さい。
最初の道具選びは、コスパを重視する
キャンプ道具選びは、コスパを重視しましょう。
キャンプ道具選びで、コスパを重視するメリット
- 必ず欲しい道具が現れて、どうせ買い足すことになる
- ソロキャンプを続けると、間違いなく道具を買い替える
- 傷ついたり故障したときの精神的ダメージが小さい
- 低予算なら準備期間が短く、早く始められる
- 道具の値段に関係なくソロキャンプは楽しめる
実際にソロキャンプを続けている私が分かったことは、必ず買い足したり、買い替えたりするということです。
その時に備え、初期費用を抑えて軍資金を準備しておきましょう。
なにより、「道具の値段」と「キャンプの楽しさ」は比例しません。
コスパ重視で予算を抑えると、準備期間も短くなるので早くソロキャンプデビューできますよ。
まずは失敗を恐れず始めてみる
新たに何かを始めるうえで、不安や心配もあると思いますが、まずは失敗を恐れず始めてみて下さい。
「初心者に失敗はつきもの」と言いますが、これまでに100泊以上ソロキャンプをしている私も、未だに失敗します。
なので今では「ソロキャンプに失敗はつきもの」と開き直っています。
これからソロキャンプを始める方も、100点のソロキャンプを目指す必要はありません。
まずは、合格点を目指しましょう。
合格点とは、「他人に迷惑をかけずに、ソロキャンプをすること」です。
他人に迷惑をかけず、マナーと安全に対する配慮ができれば、ソロキャンプなんて合格点ですよ!
実際に私も、何人か友人をソロキャンプの世界へと引きずり込みました。
みんな揃って口にするのが、「もっと早くに始めたらよかった」という感想です。
ソロキャンプは、経験しないと分からない魅力がたくさんありますので、まずは失敗を恐れず始めてみることをおすすめします。
【まとめ】
この記事のまとめ
- ソロキャンプの最大の魅力は「自由」
- 「自由」を楽しむために、まずはやりたいことを見つけよう
- 最低限のマナーと安全の知識が大事
- 必要な道具は「やりたいこと+マナーと安全」で決まる
- 道具選びは移動手段を考慮しよう
- ソロキャンプに必要な道具一式の予算は4万円〜
- 最初のキャンプ道具選びは「コスパを重視」しよう
- まずは失敗を恐れずに始めてみよう